日本では馴染みのないナニー(nanny)というお仕事。いわゆるベビーシッターさんで、カナダや他の国ではわりとポピュラーです!今回は、バンクーバーでナニーのお仕事探し はどうやるのか、実際に働いた体験談をお話しします。
ナニーをするのに必要な資格は特になし
ナニーはベビーシッターで個人契約が主になります。なので、特別な資格などは必要ありません。しかし、日本で子供に携わる仕事をしていた方は仕事を得るのにとても有利です。
例えば、保育士や看護師、ベビーシッターの経験者などです。
自分が子供が好きで、お世話をする自信がある方はどなたでもナニーの仕事が始められ、仕事を得るチャンスがあります!カナダに来たばかりの方、仕事初心者の方にもオススメできるお仕事です。
ナニーの仕事の見つけ方
仕事を見つけるには、一般の求人サイトをみるか、ナニー専用のサイトで探す方法があります。
私が実際使ったおすすめのサイトをご紹介していきます!
こちらは、日本語での仕事探しといえばjpcanada掲示板というくらい有名ですね。レストランやお店だけではなくて、ベビーシッターを募集する求人も少ないですが時々あるので、まずはチェックすると良いです。
わたしの1番のオススメサイト、マイベストシッターです。こちらは登録が必要で、アカウントを作成して日本人同士で仕事を見つけることが簡単にできます。また、英語のプロフィールも作成できるので外人の依頼者からも仕事を得ることも可能です。
プロフィールを作成して、興味がある依頼者からメッセージが送られて来たり、掲示板に載っているナニーの求人に応募したりすることができます。
実際にこちらのサイトに登録して、数名からメッセージを貰いそのうちの一件は仕事を引き受けたことがあります。なので信頼性も高くて、プロフィールさえ問題なく書けていて、都合が合えば簡単に仕事を見つけられます。
カナダに住む人のためのナニー専用サイト。主に現地の方々が使用していて登録者数も多いです。サイト自体が英語で、プロフィールなども全て英語で登録します。
私はこちらのサイトでは登録はしたのですが実際に仕事をすることはありませんでした。ですが、プロフィールを見た依頼者がよくメッセージを送ってきてくれたので、仕事を見つけられる可能性は大です。
英語に自信がある方にオススメします。(依頼者のプロフィールにjapanese希望となっている場合も少ないけどあります)
ナニーのお仕事の内容について
個人同士で密接に関わるお仕事なので、人によって依頼の内容は違います。なので仕事を受ける前に、どのような内容なのか確認しておくと良いと思います!
主な仕事内容はこちらです↓
- 子供の習い事や学校へのpick up、付き添い
- 食材などの必要なお買い物
- 公園などの外へ連れて行き一緒に遊ぶ、安全に遊べるように監視
- お家での簡単な家事(皿洗いやおもちゃの片付け、夕食の準備など)
- 小さい子の場合は寝かしつけ
- 食事の準備、介助、見守り
- シャワーや着替えの介助
- 病院、クリニックなどの受診の付き添い
- アクティビティを考えたり、一緒にものづくりやお勉強(ドリルなどがあれば)をする。
1回に担当する子供の人数は1人から3人くらいで、依頼者によって違いますが、私は1人の子を見ていました。
年齢も1-6歳くらいが多い印象です。仕事を始める前に面談をすると思うのですが、対人でのお仕事なのでその子供や両親と合う・合わないがあると思います、その際に雰囲気や子供の相性など確かめておくと良いかと思います。
実際にナニーのお仕事は他人のお家に上がり、両親がいないときに家に滞在するのでこちらも気を遣いますし、ストレスがかかります。信頼関係がないと難しいので注意してください!例えば神経質なお家の方だと居心地が悪いかと思います。
ナニーのお給料、時給
気になる時給ですが、人によりますが大体$17-20/hくらいです。
仕事内容や、子供を見る人数によっては時給が上がっていきます。私の印象だと、日本人の依頼者は若干低めの料金設定ですが、外人の場合は$20-25くらいの高い設定にしてくれていることがあります。
上記で説明した、Canadian nannyのサイトで仕事を探すと時給の高いお仕事が見つけられるかもしれません。
ただし前にもお伝えしたとおり、給料が高くてもそのご家族との相性がありますのでそこは見極めるようにしてくださいね。
給料のお支払いは、個人契約の場合はe-transferや手渡しなどです。しっかり税金を引いて明細をくれる人もいれば、そうでない場合もありますので、そこも確認するようにして下さい!
実際にナニーのお仕事を2件引き受けてみての感想
私は日本で看護師経験があって、さらに保育園で看護師としてアルバイトをした経験があったこと、姉の子供の面倒をよく見ていたこと、などの理由から、仕事を探す際のアピールポイントがあったので、ありがたいことによく仕事の依頼が来たりしていました。
その中でも1件目のお仕事は、best sitterのサイトから依頼が来て受けた初めてのナニーのお仕事でした。
3-4歳になる女の子1人で、週に1回午後からの4時間程の勤務でした。(時々、依頼があれば長く働いたり違う曜日も働いていました)内容は主にスクールと習い事の送り迎えと、お買い物、公園やお家での遊び相手になる といったものでした。あと、毎日の記録をノートに記載しました。(今日は何があった、どこに行ったなど)
両親はとてもよい方で、日本人の母とカナディアンの父でした。母は家で仕事をしているため、何かあればすぐ連絡は取れたのが安心でした。私を信頼してくれてて、気兼ねなくお話ができたのでとても良い環境だったと思います。
最初はとても良かったのですが、子供の年齢が3-4歳という多感な時期であり、慣れてくるにつれて我儘、生意気がすごい…、言うことを聞かなくなってきました。私に懐いてはいたのですが、仕事だから仕方ないと思いながらもだんだん可愛く思えなくなってきてしまって、苛立ち始めてしまい、良くないと思って辞める事にしました。笑
2件目に引き受けたお仕事は、職場の同僚(父親の方)からの依頼でした。妻がナニーを探しているとのことで、奥さんと連絡を取り合い面談をしました。1歳4カ月の男の子で、初めて会った時は人見知りをして泣いてしまいましたが、知り合いということもあり引き受けました。
週に2回、1日8時間半の勤務でした。母はデスクワークなので在宅勤務の日もあれば会社に行く時もありましたが、何かあればすぐに連絡が取れる環境で、人柄もよくて私もすぐに仲良くなりました!
子供も最初は人見知りで泣いたりしましたが、すぐに打ち解けて懐いてくれるようになりました。まだ小さいので、食事の介助や寝かしつけが必要でしたがとても可愛くて、大変だけど癒されてました。
また赤ちゃんということもあり、風邪をひいたり具合が良くないことも多々ありました。その時も病児看護のような感じで看病しました。毎月子供の成長がみれてとても楽しかったですが、その子がデイケアにはいるタイミングで必要がなくなったので仕事を辞めました。
ナニーのお仕事、まとめ
個人的な感想ですが、バンクーバーでナニーのお仕事探し をするのは他の仕事を探すよりも意外と簡単なのです。
バンクーバーはデイケア(保育園)に入るのが結構大変、料金も高いらしいのです。なので、お母さんが働きたい家庭ではデイケアよりもリーズナブルに、子供をある程度見てもらえると助かるので、ナニーのお仕事がわりとたくさんあります。
個人の契約になるので相性はとても大事ですが、興味ある方は一度チャレンジしてみると良いかもしれません!
実際に私は、ダブルワークとしてナニーを選んで楽しかったですし、日本ではできない良い経験になりました。
お仕事探しについては前回の記事をご覧下さい♪
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